2009年12月アーカイブ

クリスマスの賑わいが去ってもなお

ここ表参道のネオンは輝き

そこに集う人々で

活気に溢れ、日ごと厳しくなる寒さも

和らいで感じます。

 

4月に開院致しました

この表参道院も

無事に年を越すことができそうです。

 

新年も、冷静・慎重に、そして

情熱をもって診療に取り組んでまいりますので、

よろしくお願いいたします。

 

皆様の新年のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 

血管腫2

血管腫

血管由来の組織からなる腫瘍できものであります。

 

イチゴ状血管腫、クモ状血管腫、海綿状血管腫、単純性血管腫

などなど

さまざまな名前の血管腫があります。

 

その見た目、形態から

命名されているものが多く

皮膚表面に見えているため

外見上の問題となるほか

成長に伴って、徐々に大きくなっていくものもあり

早期から治療を開始したほうが良いもの

もあります。

 

上記の血管腫ではなく

時の流れにより誰しもできる血管腫があります。

老人性血管腫・・・

というものです。イヤな名前ですね・・・

この老人性血管種とはどんなものかと申しますと

 

1~3mm位の大きさの赤い小さな斑点で

形は丸、ないし、ゆるい四角形です。

痛くもかゆくもなく

お酒を飲んだり、体があったまって出てくるわけでもなく

ただポツネンと見えます。

押してみると一瞬赤みが引いたように見えても

すぐにジュン・ジュワ~っと赤みが見えます。

体中どこにでもできますが、

顔や首、胸元など目立つ場所に出てきて

気付く、気になる方が多いですね。

 

正常な毛細血管は

開いたり閉じたりしますが、このものは

開きっぱなしで閉じません。

血管が主成分の腫瘍ですから

中身は血なので赤いのです。

 

治療は簡単です。

ほくろ除去の要領で簡単に除去できます。

クモ状血管腫の多発は肝臓疾患との関連

老人性血管腫の多発は糖尿病との関連がある

とも言われていますので

気になるかたは一度診察うけてみられると

いいと思います。 

血管腫

昨日はクリスマスでしたね

みなさまいかがでしたでしょうか?

 

ここ表参道は

イルミネーションの効果もあり

毎日夜になると

人口密度が上昇しています。

殊更この数日は、聖夜の効果もあり

街の温度も上昇していた気がします。

 

さて

血管腫というのは

血管でできたできものの一種です。

これもしみ・ほくろなどと

同様

実るほど、年輪を重ねるほど

できやすくなり

きっと誰しもが、身につけることになるものの一つです。

今度はこれについて

少々見てみます。

ミリウム2

健康・正常な皮膚は

常に一定の厚みの角質層を

作ります。

 

その角質の新陳代謝に

乱れが生じると

皮膚表面に凹凸が生じるようになり

体質によっては

このようなプツッとした膨らみとして

現れます。

白く光沢がある中身

芯のようなものは

角質成分、ケラチンなどが乾燥せずに

濃縮されたものです。

 

新陳代謝の乱れで生じるものですから

病気というようなものではありません。

内臓疾患やその他皮膚病などの心配もありません。

 

しかし

顔にできやすいものなので

気になってしまう方

多いですね

 

白ニキビもこれに似ています。

白ニキビは毛穴に生じるものですが

このミリウムは、毛穴や皮脂腺とは無関係です。

皮脂分泌は思春期以降活発となり

いわゆる中年を過ぎると減っていきます。

ニキビはそういう

ホルモン、代謝の活発な時期にできるものですが

ミリウムは関係ありません。

老若男女問わず

いつでも、どこでもできます。

 

新陳代謝の乱れですから

完全にできなくすることはできませんが

治療はいたって簡単です。

中身を出してしまうだけで

ふくらみはすぐに消失し、ペたっとします

翌日には通常メイクも可能です。

その後の赤みもすぐに消えてしまいます

 

少年少女

新陳代謝がいい子どもたちの場合は

自然にポロッと取れる場合も多いですが

人生経験を積んで

ある程度大人の階段を上ってしまうと

待っててもなかなか

出て行ってくれませんので

取ってしまうといいかもしれません。

ミリウム

目のまわりにできる

光沢のある1~3mm位の

プツッとした膨らみがそれです。

 

稗粒腫とも言います。

これも日常診療でよくお見かけします。

 

白ニキビのように

ポツッと膨らんでいるので

お化粧してもうまく隠れない厄介なものです。

 

これ

簡単に取れます。

跡もきれいになります。

 

寝過ぎで、脂肪がたまるらしい・・・

眼の周囲なので、どうやら涙を作る組織の

栓が詰まっているらしい・・・

眼科に行く?

 

次回はこれについての

小話を少し・・・

イオン導入3

レーザー

手術

それらのように

劇的な改善、目に見える治療効果

すぐにはでません。

しかしながら、皮膚への薬剤の浸透は

動物実験レベルでは

ただ塗った時の数十倍から数百倍の量を

皮膚の内部に送り込めることが

大学などの研究施設の実験で明らかです。

 

皮膚バリアはその時のコンディションで

激しく変化しています。

保湿剤を、毎日、丁寧に

きちんと習慣にしている人の肌は

潤いにあふれ、強固なバリアが形成されています。

反対に

ほったらかしの肌は常に

飢えた獣のように潤いを渇望しており、

ほとんど機能していないギリギリのバリアで

生活しているわけです。

 

多くの女性は、化粧水・乳液といった

保湿のケアを欠かしません。

なので

イオン導入するこちら側としては

比較的手ごわい対戦相手なわけですが・・・

 

こちらも多少腕に覚えがあります。

手強いほど燃えます、相手に不足はありません。

ひと筆に魂を込めて

電気・超音波といった技を駆使して

どんなに固いバリアであっても、

その間隙を突き

地雷原を掻い潜り、

メラニンの工場・コラーゲン線維層などのゴールまで

ビタミンや保湿成分を送り届けるのです

 

実は裏ワザ・必殺技がありまして

もっともっと

送り届ける、送りこむ方法があります。

 

レーザーフェイシャルやケミカルピーリングなどの

飛び道具を使うと

皮膚への炎症作用や角質除去作用により・・

一時的にバリア機能が低下します・・

 

鉄壁の要璧が崩れた!! 

このチャンスを逃さない手はありません。

バリアが、守りが崩れ、手薄になっている隙に

一気呵成に導入

薬剤を送り込むのです!

 

こうして、イオン導入は

主役、主力選手として活躍するより

脇役として

レーザーやピーリングなどの主役を

盛り上げ

サポートするのが非常にうまい

当院の最優秀助演男優賞・女優賞

なのであります

イオン導入2

イオン導入というのは皮膚にとって

必要なもの

栄養となるもの

新陳代謝・再生を促すもの

しみを薄くしたりするもの

などなどを効果的に皮膚に浸透させる行いのことです。

 

美容に熱心な女性

あるいは熱心でなくとも

愛用の化粧水・美容液などあると

思います。

その中には

コラーゲンやヒアルロン酸を配合してハリの回復を謳ったもの

アルブチン、コウジ酸その他

美白・美肌効果を期待できるもの・・・など

さまざま存在すると思いますが・・・

少し衝撃的な事実を

告白します。

 

以前乾燥のところでも少し触れましたが

皮膚には強力なバリア機能といふものが存在しております。

このバリア機能によって

細菌やウィルス、アレルギー物質などの脅威から

われわれの体は保護されています。

 

ナメクジ

やんちゃ、おてんばな少年少女時代

塩をかけたことある方

眼をつむって思い出してみてください。

体内の水分が、塩に吸い出され干からびてしまう。

純粋・無垢が故に残酷でもある・・・

儚くも懐かしい思い出、黄昏ますね。。。

ではなく

『こないだ料理しててさ、間違って塩が手にかかっちゃってさ~

手が溶けちゃったよ~、アハハハ』

なんて、手が干からびてしまう人はいないでしょう。

つまり

ヒトの皮膚の持つバリア機能は

外敵の侵入を防ぐのと同時に

体内の水分をがっちりキープする役割も

持っているのです。

その性能が劣化・故障してしまうことで

乾燥肌・ドライスキンも生じるのです。

 

だいぶ話が逸脱しましたので

告白というのは

このバリア機能により、

皮膚へ入って欲しい化粧水・美容液も

実際には、体内・皮膚内に侵入させない

メラニンの工場やコラーゲン線維層などのターゲットまで

浸透させるのは難しいという事実が

存在しているという事です。

 

次回

当院の最優秀助演男優賞・女優賞は

イオン導入です。

の巻です。

イオン導入

師走

忙しいですね

皆さんも、いろいろと

忙しくされているのではないでしょうか?

 

さてイオン導入・・・

前回までのピーリング治療と合わせて

これも大学で、行っておりました。

この治療もケミカルピーリングと同様

非常に奥深く、味わい深いものがありますので

少し回想してみます。

ケミカルピーリング4

角質層の

トリートメント

 

皮膚の一番表面の層が

ターゲットと書きました

 

さまざまな実験・検討・・・経過観察の結果

ピーリングによる治療効果は

角質の変化だけではないことが

明らかになっています。

 

皮膚は角質を作る

表皮と

毛根、皮脂腺・汗腺、神経・血管等を持ち、

ハリの主役であるコラーゲンなどの繊維質で構成される真の皮膚

真皮の

2層構造です。

 

真皮は表皮のように

どんどん入れ替わっていく

新陳代謝は行われていません

時間経過とともに

コラーゲン線維の密度・量は

失われ

肌のハリは減少していきます。

 

ピーリングの隠れた大きな魅力ですが・・・

 

表皮に与えられる

繰り返す刺激(ピーリングによる表皮剥離)

とそれに反応した新陳代謝の亢進は

実は真皮に対しても活性化を促しているのです。

 

つまり

コラーゲンなどの

繊維組織の再開発も促進される結果

見た目(表皮)の肌質改善だけでなく

ハリ(真皮)の肌質改善も

長期経過では認めらるのです。

 

ダウンタイムのない治療には

効果が見えにくのは事実です。

そのため、現在では

効果を求めていく結果

ダウンタイムの・ある治療がまた注目されたりしています。

(時代は繰り返すのか逆行しているのでしょうか)

 

1回の効果は分かりにくい・・けれど

根気よく継続できれば

効果・結果は必ず出てきます

それを自分の目でみてきましたから

クレオパトラもそうだったのでしょうね

 

すぐ目に見える結果を求めず

長い目で、気軽に・そして根気よく通える方は

是非やってみてほしいです。

 

大好きなピーリングですが

最近は注目されませんので

ちょっと、力を入れて

キャンペーンなど始めようかと思っています。

 

ホームページのキャンペーンが

いずれリニューアルされますが

ブログ見た!! で

サリチル酸マクロゴールのピーリングにします。

興味のある方

あるいはニキビ

美肌に関心のある方

是非ご来院、ご紹介ください。

よろしくお願いしまぁーす。

 

ケミカルピーリング3

韓国式垢すり

なにもない皮膚を

特殊な手袋でスリスリされると

手品のように

突然わいて、出てくるもの

 

ケミカルピーリングがターゲットとしているのは

この部分だけです。*注後述あります

当然血も出ませんし、傷もできません。

生まれたての子犬をそっとなでるように

優しく薬液を塗布しますから

角質がボロボロとわいてきたり、

剥けたりもしません。 

顕微鏡でみて初めてわかる程度の

レベルの角質を溶かすのです。

 

この古い角質の除去によって

ニキビの原因となる角栓の除去

貯まったメラニン色素の排泄

新陳代謝、創治癒反応がアップすることで

皮膚の若返り、浅いしわの改善・・・等々が

期待できるのであります。

まるで

夢のような効果で

胡散臭いと思われるかもしれませんが

 

この治療ロジックの裏付けは

さまざまな研究、実績報告などで明らかです。

 

ただ、ニキビ以外の効能効果を求めるには・・・

時間が・・継続が・・そして忍耐も必要です。

大学でピーリング外来が始まった以来

通い続けて頂いた(1~2か月に1回を数年・・・であります)

こういう方々を目の当たりにすると

ピーリングの本領

真骨頂を

垣間見ることがきます。

ケミカルピーリング2

ケミカル・ピーリング

ケミカルでピールする治療

野菜の皮むき器のピーラーと一緒の綴りですね

化学薬品で皮を剥く治療です。

 

皮をむく

なんだか危険な感じ

怖い、痛い、イメージですが

研究、改良、先人達の努力のすえ

今使用される薬剤は殆ど

刺激感がありません

痛みもほぼ皆無

深く薬剤が浸透して

皮膚トラブルを生じることも

ほぼ皆無であります。

 

このケミカルピーリング治療の歴史は古く

 

古代エジプト

かのクレオパトラも

当時していたと言われております。

ロマンですね。

もちろん

現代と同じ薬品は当時ありませんから

天然の

酸のようなものを使ったようです。

 

現在主流

全国的に行われるピーリングは

フルーツ酸と呼ばれる

果実に多く含まれる酸

を利用しています。

グリコール酸

乳酸

などです。

最新のピーリング剤は

サリチル酸マクロゴールといいます。

 

薬剤が主役

の治療ですから

道具や塗る人、場所

サロンですね

技術的、環境的な問題による

治療効果の差はあまりなさそう

です

そうでもないと

思います。

やはり、一球入魂

塗る人に魂、情熱がないと・・・

僕もひと筆ひと筆に

念を

情熱をこめて当時塗っておりました。

その思いはすべての治療に

今も変わらず

続けております。

ケミカルピーリング

美容皮膚科を取り巻く環境の変化

新型マシーンの開発の早さ・・追従・・競合

そして、イマイチなマシンはすぐに過去のものとなって

忘れ去られる

儚いですね。

 

今回は新しいマシンではなく

表題の治療について、書いてみます。

 

大学での勤務医時代

当時ではまだ珍しいケミカルピーリングを大学病院で

患者さんに行っていました。

 

大学では医師が皮膚の変化を観察しながら

ピーリング剤を塗ります。

看護婦さんは拭き取ったり、ウチワで扇いだりします。

僕もニキビやしみ・しわなど

それぞれの患者さんの

目的を達成すべく

多くの方の皮膚に薬液を塗布してきました。

 

仲のいい薬剤師さんと一緒になって

自分達で薬液を研究開発したりしましたし

実際の処置も自分の手で行ってきましたから

この治療に対する思い入れは強く

大好きな治療メニューの一つです。

 

新しいもののほうが

取りざたされ易いですが・・・

 

まだ皆さんにあまり知られていない

ケミカルピーリングの魅力について

少しでも多く伝えられれば

と願って筆をとり・・・

キーを叩いてみます。 

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