
美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。
榊原先生の書き込みが始まりました。
どーもお久しぶりです。先生。
初回のテーマは日焼けのお話です。
そーですよねぇ、日焼けはいけませんですね。先生。
みなさんも気をつけましょう~美白ですよ~
僕も診察の時は、いけませんよ~
日焼けは。。。
と褐色の肌で患者さんにお話ししてます・・・
偶然僕も沖縄行きをしていまいして・・・
二人とも医師が黒い・・・(大丈夫かしら)
先生も僕も悪気はありませんので・・・
(シミ)できたらすぐ取っちゃおうという油断の産物ですかねぇ。
僕は海、先生はもっぱらゴルフで
あちゃ~・・・になってしまいます。
さてさて
今回はもう少し肝斑の小話をしたいと思います。
以前肝斑は炎症性の色素沈着と考えられていると
書きました。
何となく雰囲気は伝わったかなぁ
と思っていますがいかがでしょう?
もう少しわかりやすい例があるので、ちょと
かいてみます。
もっとも典型的な肝斑は
両頬に左右対称にいわゆる【くすみ】として出現します。
くすみですから、何となく
モヤモヤと色が濃いのです。
明らかに肌色:茶色の境界とわかる
感じはないんです。
しかし
もっとも典型的なタイプ
両頬の肝斑、
かがみを手にとって良く観察してみてください。
ほほの上あるいは目よりにある
【下まぶた】
この部分には、わりと、というかくすみはない
という人多くないですか?
ほほと、下まぶたとを分けて考えてみるとき
その境界、まさにそこで
くすみのあり・ナシが見分けられないでしょうか?
まるで、境界線が引かれているように・・・
なぜ境界線ができるのか
それは、下まぶたの皮膚は後ろ側が目玉ですから
ゴシゴシこすれないんです。
一方、頬は後ろに固い頬骨があり、
ヨーク皮膚をごりごり擦れるので、
摩擦をたくさん受ける部分と
受けない部分にはっきりとして違いが出てくるのです。
ひふにかかる炎症の強さの差で
こういった特徴が生まれる。
つまり、この特徴も皮膚への慢性刺激が原因
と考察される理由なのです。
肝斑レーザーの整備が完了しました!!
肝斑の原因は
肝斑のブログを見ていただけると
何となく、原因・仕組みがわかっていただけると思います。
この新しい肝斑レーザーによる治療も
もちろん効果的ですが、
患者さんごとに、複雑に隠れ潜んでいる要因たちを
ひとつひとつ解明し、対策を取っていくことが
非常に重要です。
9/2より治療可能です。
新治療キャンペーンでお安くなりますが、
モニターの方ではさらにお得になっております。
料金、詳細はぜひお問い合わせください。
冷やし中華風の表題ですが・・・
以前、肝斑レーザーのことを書きましたが、
そのレーザー実は当院にあります!!
ただ
マシンのメンテナンス、部品交換が必要でして、
それ待ちだったんですが、
9/1火曜にメンテナンス終了します。
9/2より肝斑レーザーで肝斑の治療が可能になります。
この肝斑レーザー治療は表参道院限定となりますので
ご了承お願いいたします。
9/2より予約受付開始いたしますので、
お問い合わせお待ちしております。
m(__)m
イメージとして、
従来のパワー設定では
メラニン色素を含む角質細胞を
細胞ごとすべて破壊していました。
そのため、角質が再生すると、一緒にメラニン色素も再生し、
もとに戻る
あるいはレーザーを当てられ、
炎症を起こして怒ったメラノサイト
(メラニン色素の工場)はより多く色素を作って
角質細胞に送り込むため、
もっと濃くなる
というものでした。
新しい使い方では、
細胞は壊さず、中にある色素だけを壊すので
角質細胞はそのまま生き残り
色調だけが薄くなる
という仕組みです。
かくし芸の
テーブルクロス引き抜きで
クロスだけうまく引き抜くのと
全部ぶっ壊してしまう違いでしょうか?
あまり分かり易くないですね。
今まで、レーザーが駄目だったのは、
効かないからです。
効かないだけならまだしも、
一時的に悪化することが多いので、
禁忌(してはいけません)となっていました。
この新しいレーザーですが、
実は新開発の新しいレーザー!!
というものではありません。
以前よりあるしみ用のレーザーです。
パワー設定、繰り返し照射など、
使用方法をかえることで、
肝斑も薄くなることがあるため、
最近行っている施設もあります。
お化粧
というよりお化粧を落とす行為
(落とすためにグイグイ押したり、化粧水をしみ込ませようと
パンパンほっぺを叩いたりしてませんか?)
つまり皮膚をこすることなどの行為が皮膚に炎症を与えており
その炎症は微弱で表面上すぐに
目に見える変化がなくても
刺激により、メラノサイト(メラニン色素の工場)が活性化し
メラニン色素がわずかづつ多く産生されている。
と考えられています。
皮膚に何らかの炎症、
やけど、ケガなどの外傷、ニキビ、慢性湿疹などが
落ち着いたあと
しみになったことありませんか?
日焼けもそう、第1度熱傷というやけどに分類できます。
皮膚は何らかの炎症を起こすと
その部分の創傷の治癒に引き続いて
局所でのメラニン色素の産生が活発になってしまいます。
その結果皮膚の色調は濃くなり、シミとして
認識されるようになる。
しかしそれは治癒に至る過程で生じる一過性の反応で、
通常、過剰産生状態は、炎症を繰り返さない限り、
正常な状態に戻ります。
つまり炎症のあとに生じる色素沈着は時間経過により薄くなっていき
最終的に目立たなくなり、程度の軽いものは
無治療で消えます。
これは炎症性ないし炎症後色素沈着という病名の皮膚色素沈着症です。
肝斑はこの炎症性色素沈着の一部であるとも
考えられています。
今日診察に来られた常連の患者さん
(すごく品の良いきれいな方です)に
「ブログ見ましたよ、先生の変化や、シミの説明も
楽しかったですよ」
とお褒めの言葉をいただきました。
なんだか、見てくれている人がいるなんて
気恥ずかしいですが、励みになりますね。
ちまたで、ブログをやっている人が多いのが、
何となくわかったような気がしました。
さてさて、本題ですが、
女性ホルモン以外のもう一点の肝斑の要素
これについて、少し説明してみます。
それが、もうひとつの要因のようです。
最近はテレビでもよく耳にするワードで
ご存じの方も多いと思います。
両方のほっぺたにいつの間にかできて
トランなんとかを飲むとよくなるやつです。
以前より形成外科、美容皮膚科では
なかなか手ごわい相手で、
あの手この手で治療を行っています。
一般的にレーザーは禁忌(絶対してはいけません)と
されていました。
なぜできるのか?
でき方、その仕組み、原因
それを理解、把握しなければ治療は難しいです。
その成り立ちがよくわからないので、治療が難しかった
と言うのが今までの実情でしょう。
最近はいろいろと、わかって来ていますので、
原因について、簡単に説明してみます。
(成因は諸説あり結論には達していませんので、あくまでも私見です)
女性ホルモンの影響と
慢性刺激による慢性的なメラニン色素過剰産生により
生じる後天性色素斑。
なんだか分かりにくいですね、
ホルモンのバランスのせいですねぇ・・・と言われると、
何となく納得してしまいます。よね?
何の根拠もないのにすごい説得力を持った素敵な言葉です、
僕も困ったときにはよく頼りにしています。(注:ジョークですね)
女性ホルモンが原因というのは以前より言われています。
というのは、
(出産可能時期)
どうでしょう、これで女性ホルモンのせいという言葉も
少し説得力を持って言えそうですかね。