
美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。
アトピー性皮膚炎の患者さんや
乾燥肌の方にとって
これからは
さらに湿度が低下し、乾燥がひどくなる
季節です。
加湿器をうまく使って、部屋の温度・湿度を
整えることは、肌にとって良い効果を
もたらします。
加湿器のことは今度のインタビューでもお話があると
思います。
ので、
家電大好き、
家電芸人も大好きな私は
少し切り口の違う、話題を・・・
それは・・・
洗濯機です。
なぜ乾燥肌、肌荒れに
洗濯機!?
一見何の関連もなさそうですが、
ひとつ小話がありますので、次回書いてみます。
だいぶ肌寒い日が続くようになってきました。
汗はなぜ出てくるのでしょう
暑いから
緊張、ドキドキ
ひや汗
あぶら汗・・・
いろいろな種類の汁が、体内では作られていそうですが
実際には
汗は汗腺という工場で作られており
その工場の種類、汗の種類は二つしかありません。
(厳密には3種類あります。)
汗水をたらす・・・
血と汗の結晶・・・
汗の成分はほとんどが水分です。
その他アミノ酸などの成分が
わずかに含まれています。
汗は透明でピュアな液体です。
においはありません。
匂いがない??
汗臭いっていう言葉もありますし・・・
額に汗して
手に汗握るシーンもあり
そして、いい汗かいた最後に
一汗流して、風呂上がりの1杯・・・
こういう経験皆さんありますよね
無臭です。というのは少々うそ臭いですね。
だれでも汗臭くなったり、
汗臭いにおいを感じたことあります。
でももともとは本当に無臭なんですが
純粋・無垢・可憐でピュアなものを
誘惑して、濁らせ、くもらせ、腐らせてしまう
世の中が・・
こんな時代・・
がいけないんです・・・
ちゃんと言うと
皮膚表面に存在する
常在菌がにおいの正体です
(健康な皮膚に常に存在する菌=誰にでもあります・います)
菌が汗を食べた、その食べカスや排泄物が
特有のにおいを発するのです。
世の中の
不正、税金の無駄遣い、天下りなどを根絶できれば?
(常在菌を完全に消毒、滅菌することができれば)
どんなに汗をながしても
さわやか・無臭であります。
しかし
現実には、常在菌を絶滅させることはできません。
(いまは政権交代しましたからねぇもしかすると・・・ですが)
ビフィズス菌、大腸菌など耳にしたことがあると思いますが
腸にも常在菌がいます。
ヒトが生きていくための消化吸収の作業を助ける
必要な細菌というのはいるんです。
いわゆる共存・共生をしています。
そんな必要な菌・善玉菌がいるから
悪玉菌に縄張りを荒されることなく、平穏・平和が
体内・町内(腸)の安全・健康が保たれているのです。
もし常在菌(ケーサツ)が消えると、
人体に悪影響をもたらす極悪な菌(悪い人)がふえて
病気(アナーキー)になってしまいます。
抗生物質などを飲み過ぎると
善玉菌も薬でやられたりして
腸のなかの細菌バランスが崩れて、
悪玉菌が増えて、下痢を起こしたりするのです。
汗染み、ニオイ・・・
いろいろと
悩みの種になること多いです。
人に相談するのは、少々はばかられる事が
あるのではないでしょうか
人には聞けないけど・・・
病院に行くのも・・・
でもちょっと気になるんだよね・・・
かゆいところに
手が届くか分かりませんが、
わきの問題について
疑問に思うこと
解決につながること
つながりそうなこと
少し書いてみたいと思います。
肥厚性瘢痕、ケロイドともに
見た目に目だつものが多いので
治療の目標はどうにか、こうにか
目立たなく、きれにすることが一つです。
また、新鮮な肥厚性瘢痕やケロイドでは
かゆみ、痛み、ピリピリ感などの不快な症状がありますから
それらを緩和することも治療です。
目立たなく、あるいは症状を緩和する方法には
等があります。
それぞれの治療には
長所・短所・限界があります。
他の症状・病気・治療などにも共通することですが、
症状に合った治療を行う事が大事です。
そして治療法に選択肢があるのなら
生活スタイルに、そして自分の性格に合った治療を
選ぶことがうまく治していくコツです。
やばい!!
間に合わない!!
全力でダッシュ・・走る・・走る
風を切って、メロスの如く
そして、ギリギリ目的地に、間に合って
セーフ・・・
あ~疲れたぁぁ、はぁ、はぁ。。。
というエピソードは誰にも経験があるでしょう。
また
こういう全力疾走中に足がもつれて、
ズザァー、膝の小僧さんをガッツリ擦りむいた
という経験も皆さんお持ちじゃないでしょうか?
生傷は、かさぶたの後
治ってキズ跡は残りません。
肉まで削げる深い傷だと、そのあとが残ることも
あります。
何らかの原因により、人体を構成する細胞が損傷を受けると、
その傷を治そうとする反応が生じます。
業界用語では創傷治癒と称します。
非常に浅い、いわゆる擦り傷では、ほとんど跡が残りませんが
深い傷では、瘢痕という傷跡が残ります。
手術や深い切り傷など、線状の瘢痕が
やけどや深い擦り傷等では、それと同じ形の瘢痕が生じます。
この瘢痕というものは、
細胞を修復する接着剤、セメントのようなものです。
この修復、復元作業を依頼された細胞職人の人々が
時に自らの職人魂、自己顕示欲で頑張りすぎることがあります。
本来その場所を復元・修復したら
お勤めは終了なのに、
ひたすら仕事をつづけ、細胞作品をつくってしまう。
お節介を通り越して、ありがた迷惑
たいらを通り越して、盛り上がった瘢痕を作ってしまう。
これがケロイドの成り立ちですが、
実は多くの場合、肥厚性瘢痕という状態が多く
厳密にはケロイドと性格を異にするものが多く含まれています。
これはズバリ、キズのアト
傷跡なのですが、
体質によりできる一種のできものに近いものです。
アフリカのある種の民族では
自分でわざと傷を作り、ケロイド化させ
皮膚の模様とすること、装飾や象徴とすることも
あるようです。
(人種によりできやすさが異なり、有色人種
特に皮膚の色調が濃い人種ほど傾向が強いです。)
次回これについて少し書いてみます。
PRPは国内外の大学、研究施設で研究されている
実績があります。
サイトカインという成長因子が
作成したPRPの中に
一定量、しっかり含まれていると
研究成果が報告されています。
一切、余分なものは使用せず、
自分の血液から、作成した若返り成分で
細胞を再生できる。
いわゆる天然の成分ですね。
理論的にも安全ですし、効果も見込める
非常に魅力的な治療です。
しかし・・・この治療
効果に非常に個人差があります・・・
何事においても、
どんな商品でも、
どんな広告にも、
個人差があります・・・
という記載はありますから・・・
皆さんすでに、説明申し上げずとも
暗黙に了解していただけていることと思います。
でもでもでも、本当にこれは個人差が強いです。
というのは、使用するものが
自分自身の血液です。
人それぞれ、十人十色な血液です。
貧血の人もあれば、血の気の多い人もあります。
(貧血は赤血球の尺度であり使用するのは血小板なので、
実際には赤血球は関係ありません)
血小板の量もことなれば、
活性化の度合いも異なりますし、
また放出される成長因子の量
またその成分の作用度合
種がまかれる畑・土壌の問題・・・
環境汚染の問題(酒・たばこ・嗜好品)
などなど
さまざまな要因で、効果にばらつきが出るので
目に見える若返り効果が
でる人と出ない人と
なってしまうわけです。
ヒアルロン酸やボトックスはきまった製剤ですから
平等に効果が期待できるんですが、
この点がPRPの治療は厄介なのです。
いい治療なのは確かですから、
全国各地で試行錯誤
個人差を減らす工夫・方法は
検討されております。
現在ではある程度、こうしたらいいのでは?という
見解・方向性が見えてきていますので、
またACR・PRPのブームが再来する日も
そう遠くないかもしれません。
血液は大きく分けて
赤血球:酸素の運び屋
白血球・リンパ:バイ菌に対する兵隊
血しょう:水分・栄養素などの運び屋
血小板:?
血小板は普段体内を循環中は大きな役割はありません。
ケガをした時にその力を発揮します。
体外あるいは血管外に血液が漏れ始めると
それを阻止すべく、止血が始まります。
最初に血を止めるのは血しょう成分と血小板の作用です。
たとえば膝をすりむく
血が出る。
そのうちに、血はとまり
かさぶたができる。
このかさぶたはまさに血小板の集まりです。
かさぶたができると、かさぶたの下で、傷は治癒します。
細胞が再生するのです。
血小板は、集まって集合・合体することにより、
はじめて活性化し真価を発揮するのです。
活性化した血小板は各種サイトカインと呼ばれる物質
を放出することが分かっています。
このサイトカインの作用により、各種の細胞を復元、修理する
反応が起こり、細胞の再生が生じます。
このサイトカイン(成長因子とも言います)を利用したのが、
この自己多血小板血漿療法です。
血液を特殊な試験管に採取し、遠心分離機により、
血小板だけを、凝縮し取り出します。
凝縮・濃縮された血小板は、まさにかさぶたを
作ろうとする状況と酷似しています。
そのまま数分放っておくと、本当に固まります。
そのため、固まってしまう前に、
目的の場所へこの濃縮血小板(PRP)を
注入するのです。そして、活性化した血小板が、
注入部位の皮膚の中で、細胞を再生させるサイトカインを
放出し、新たにコラーゲンや、皮膚細胞を修復することで
若返りを図るというのが狙い・カラクリです。
数年前にヒットして最近はすこし隠れ気味の治療です。
実に魅力的な治療で、
効果が発揮された時はすごくいい治療です。
僕は非常に好きな治療なのですが、
これは自分自身、患者さん自身の血液を材料として、
治療薬を作成します。
そのため、その方の血液のコンディションにより
作用・効果に大きな個人差が出てしまいます。
ヒアルロン酸や、ボトックスのようなものは
効果に個人差は少ないです。
みなさん同じものを使用しますから。
この効果の個人差をどうにかできないか、
そんな検討は全国のクリニックで行われ、
効果も見えやすくなってきました。
次回このPRPについて
書いてみようと思います。