美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。

炎症性色素沈着4

皮膚の炎症により生じる副産物

それがこの色素斑です。

 

前回までの小話で

《炎症》というものが、厄介な存在であることは

なんとなしにお伝えできたでしょうか?

 

炎症が皮膚に発生すると

必ずそのあとに

時間差をおいてメラニンの生成が活発になるのですが

その程度には非常に差があります。

もともと人種、体質により

炎症性色素沈着の発生頻度、発生強度は異なります。

なんとも、残念なことに

我々アジア人は強く出やすい人種です。

 

さて、この色素斑の治療法ですが 

シミの正体は炎症・・・ですから

治療の目標はまず

炎症を沈める、なだめることに尽きます。

炎症が落ち着きましたら

そのあとに

メラニン色素の工場に対して、

あるいは

工場で働いている従業員の方に対して

色素をたくさん作るのを

控えてもらう。

普段どおりで構いませんから

あまり働きすぎず、

そんなに色素を作らないでも、大丈夫ですよ

無理しないでください

体に毒ですよ

と説得する事が治療となりますね。

 

実際の説得、交渉?の際には

いろいろなテクニック、裏ワザもありますので

ご相談ください。