
美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。
肝斑レーザーの整備が完了しました!!
肝斑の原因は
肝斑のブログを見ていただけると
何となく、原因・仕組みがわかっていただけると思います。
この新しい肝斑レーザーによる治療も
もちろん効果的ですが、
患者さんごとに、複雑に隠れ潜んでいる要因たちを
ひとつひとつ解明し、対策を取っていくことが
非常に重要です。
9/2より治療可能です。
新治療キャンペーンでお安くなりますが、
モニターの方ではさらにお得になっております。
料金、詳細はぜひお問い合わせください。
毛あなのつまりに関して、
洗顔では落ちなそうな雰囲気を醸し出してみた
ように思っているんですが、どうでしょうか。
最近の研究から、いくつか判明しています。
この毛あなが詰まるという現象、
よごれ、お化粧の要因もゼロではないと思いますが、
一番の要因は角質と考えれています。
毛あなのイメージ
ワインのボトルに、花を一本入れてみる。
ボトルが毛あなで、花が毛です。
皮脂腺は毛あなの中に入っています。
中で作られて、花の茎を伝って、外にあふれ出る
ようなイメージで良いです。
詰まるのはビンの出口にゴミが詰まるのではありません。
ワインボトル自体のビンの厚みが増える。
外に大きくなるのではなく、内側に向かってビンが厚くなります。
そうすると下のほうはまだ中身に余裕があっても、
出入り口周囲はビンは絞られて細くなっていますから、
どんどん狭くなりますよね、
そのうち茎
にぴったり張りつくぐらいまで厚くなると
中身は外に出れません。
これが、イメージです。
正体は角質層の増殖です。
角質は皮膚表面で新陳代謝していますが、実は
毛あなのトンネルの壁は出入り口付近は
表面が角質細胞でできています。
角質が厚みを増すようになると、
トンネル出口はせまくなり、
内部の皮脂は渋滞を起こして、
トンネルから出られず、毛あな自体を
押し広げて、白ニキビが完成します。
洗顔により表面の汚れ、あかすりでもそうですが
表面は角質を薄くできても、
毛あなのトンネルの内側の壁まで、角質を
薄くするのは洗顔では困難です。
むしろ皮脂がなくなったことで、
皮脂膜を皮膚表面に作ってバリア機能を強固にするのが皮脂腺
の仕事ですから、皮脂が足りないと思って
がんばって必死に皮脂をフル回転で製造します。
しかし、出口は渋滞、しかし皮脂が足りない。
各地の工場でも同じような現象が勃発し、
緑の大地(皮膚)は
大干ばつ(皮脂がない=ドライスキン)に見舞われ
原生林の減少(肌荒れ)が進行し、
さらに砂漠化(白にきび)がどんどん進行し、
豊かな大地(正常皮膚)は縮小していきます。
ちょっと例えが大げさですね。
角質を薄くすることができれば、
地球温暖化?を阻止できます。
それには従来はケミカルピーリングが主流でしたが、
現在では保険適応のピール外用剤があり、
欧米などでは、第1選択薬として
広く普及し、実績があります。
ようやく日本にも入ってきて、
その効果で多くの方が改善しています。
毛あなのつまりは、これでやっつけましょう。
次回は皮脂の増加について書いてみます。
冷やし中華風の表題ですが・・・
以前、肝斑レーザーのことを書きましたが、
そのレーザー実は当院にあります!!
ただ
マシンのメンテナンス、部品交換が必要でして、
それ待ちだったんですが、
9/1火曜にメンテナンス終了します。
9/2より肝斑レーザーで肝斑の治療が可能になります。
この肝斑レーザー治療は表参道院限定となりますので
ご了承お願いいたします。
9/2より予約受付開始いたしますので、
お問い合わせお待ちしております。
m(__)m
毛穴のつまり
これがニキビの始まりであります。
面ぽうという白く、ぷつっとした膨れがそれです。
詰まっているという言葉は、
お風呂の栓、あるいはワインのコルク栓のような
蓋をする感じのイメージ
持ちませんか?
その想像から、
汚れ、あるいはお化粧が
毛あなの出口に残っているのだ
という想像が生まれます。
あるいは、メディアの
皮膚の模型のアニメなどでもそんなイメージが発信されていますよね。
そのため、その汚れを取るべく激しく、
洗顔をがんばる、
強力な洗浄力を持つ洗顔料を選んで買う。
ちょっとお顔がオイリーかなと思うと、こまめに洗顔する。
しかし、それでニキビが治る人は
ごくわずか、かなり少ないんではないでしょうか。
ニキビの原因は・・・
それです!!
と一つに絞るのは少し難しいです。
さまざまな要因が複雑に重なり合い、
ニキビは生じています。
治療を行うにあたって、
その病気の成り立ちを知ることは大事ですね。
わかっているいくつかの原因をあげてみます。
1、毛穴が詰まっている
2、皮脂が多い
3、ニキビ菌が悪い
この3つが主なんです、が
皆さんの中にも誤解している人は
以外に多いと思いますので、
それぞれについて、
もう少し詳しく書いてみたいと思います。
思春期、若さのシンボル
いろいろ解釈がありますが、
これにお悩みの方多いですねぇ。
今回はなぜニキビができるのか、
またその治療について書いてみます。
イメージとして、
従来のパワー設定では
メラニン色素を含む角質細胞を
細胞ごとすべて破壊していました。
そのため、角質が再生すると、一緒にメラニン色素も再生し、
もとに戻る
あるいはレーザーを当てられ、
炎症を起こして怒ったメラノサイト
(メラニン色素の工場)はより多く色素を作って
角質細胞に送り込むため、
もっと濃くなる
というものでした。
新しい使い方では、
細胞は壊さず、中にある色素だけを壊すので
角質細胞はそのまま生き残り
色調だけが薄くなる
という仕組みです。
かくし芸の
テーブルクロス引き抜きで
クロスだけうまく引き抜くのと
全部ぶっ壊してしまう違いでしょうか?
あまり分かり易くないですね。
今まで、レーザーが駄目だったのは、
効かないからです。
効かないだけならまだしも、
一時的に悪化することが多いので、
禁忌(してはいけません)となっていました。
この新しいレーザーですが、
実は新開発の新しいレーザー!!
というものではありません。
以前よりあるしみ用のレーザーです。
パワー設定、繰り返し照射など、
使用方法をかえることで、
肝斑も薄くなることがあるため、
最近行っている施設もあります。
肝斑はレーザーはいけません。
これが今までの学会での見解でしたが、
つい最近はこの常識を覆す、
肝斑レーザーというものが出てきています。
その仕組みについて
今回書いてみます。
これも老若男女問わず、
できる、よく皆さん気にして
病院に見える病気の一つです。
原因はHPV(ヒト乳頭腫ウィルス)というものです。
ウィルスのタイプにより、少し見た目が異なり
尋常性疣贅、扁平疣贅などあります。
足の裏というのは、意外と神経が鋭敏です。
すごく小さいものでも裸足でふんづけるとかなり痛いですよね。
そのため、いぼが足にできて少し育ってくると
何か靴との間に挟まっている様な痛みが出てきます。
正常に新陳代謝を繰り返している皮膚では
そのバリア機能により,ウィルスという
超ミクロ世界のものでも、簡単には体内に侵入を許しません。
乾燥、魚の目、魚の目を削りすぎた傷
そういった場所(バリア機能低下)からうまいこと
ウィルスはとっかかりをみつけ、
繁殖をはじめます。
シミを含めた自然に発生する良性腫瘍
と異なり、こちらはウイルスが原因です。
ある平穏な集落がありました。
そこでは、村人は協力し合い自給自足を営んでいます。
若い青年達は村を外敵から守るため、
村全体を囲みつくす城壁をつくり、その整備に専念し
そして万一侵入された時のために、
毎日戦闘の訓練を欠かさない兵隊もいます。
あるとき城壁の一部に錆びが見つかりました。
しかし、外側のさびだけで村側の壁には、
何の変化も見られないため監視役も気づきません。
そのさびは監視員の気付かない内にどんどん広がっていきます。
そのさびの広がる速さは尋常ではありませんが、
外側だけで起こっているので、
中の住人達は何も気づかず平穏な日々を過ごしています。
ある日、城壁の一部が突然崩壊、そのさびの正体は
ビールスという怪物でした。村の中に次々と侵入しますが、
屈強な兵士によりすぐさま鎮圧され、その後すぐに
城壁も修復され、また平和な日々が続きましたとさ。。。
HPVは皮膚の中のごく表層にある表皮という
部分で繁殖します。
韓国式あかすりなどで、大量に角質をはがされても
血は一滴も出ませんよね。
表皮に血液の循環はありません。
そのため、ウィルスが繁殖しても、
血管のなかで巡回している白血球やリンパなどの
免疫は現場に近づくことさえできないのです。
そのため、いぼはなかなか治りません。
しかし、時に誤って血液の循環のある真皮層に
ウィルスが侵入することがあり、
その時には、免疫がウィルスを発見し
即座に排除、あとかたもなくきれいに治癒されます。
いぼは意外と自然治癒が多いことは知られていません。
あるデータでは2年以内の自然治癒率は60%
というデータもあります。
ちいさなお子さんなどでは、痛みなどがなければ
飲み薬だけですぐに治る場合も多くあります。
液体窒素や、レーザーでやっつけてもいですが
痛みを伴いますし、
魚の目やタコなどとの鑑別が難しい場合もあります。