
美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。
約5か月前、当院が開院する前に
新しいマシンの導入を検討していた当時
僕自身サーマクールNXTを受けました。
直後は、ぽかぽかした感じと張った、引き締まった印象でしたが、
効果は半年先だし、、、
と忘れておりました。
最近ボトックスもしたので、写真をとっておこうと思い
当時の写真と比較してみたところ、
明らかに小顔になったような感じが、、、
だから、周囲から
最近痩せたよね、、、(何か病んでるの、、、かしら)
と心配そうに、良く言われるんだなぁ
と実感しております。
日光性、花弁状など
様々な言い方はありますが
一般的にもっとも多いタイプの色素斑です
嫌な名前ですね。。。
このしみの原因は以前お話した
ケラチノサイト(角質細胞)の異常による
メラニン色素の排泄障害と考えられています
人の皮膚は生涯、入れ替わり、新陳代謝を繰り返しています
古くなった角質は
深部より作られた新品の角質が届くと
役目を終え剥がれ落ちます
ひとは日々この代謝を繰り返しています
皮膚の入れ替わりは、28日周期といわれています
角質に限定すれば、場所により違いはありますが
約10日間で入れ替わるといわれています
小さな子供が真っ黒に日焼けしても、冬には完全に白く戻ります
シミなんてできません
皮膚の入れ替わり作業が、すべて順調に
規則正しく正常に機能している事に他なりません
つまり
完全なコピー製品(角質)が工場で作られているので
紫外線の影響などにより
増殖したメラニン色素を多く含んだ角質が捨てられると
きれいな角質が再生して置き換わっていくので
その結果として、シミはできないのです
紫外線、活性酸素、加齢・・・それらによって。。
新しい工場ができました!!
仲間たちは
初めての社会人生活のスタートで気合いが入ってます
初めの頃は工場長を含め、従業員・作業員たちも指揮が高く
仕事に情熱を持ち、それぞれが完璧に仕事をこなし
毎回同じ完成度の高い
製品を作り続けています
まさに職人技です
しかし、時の流れというのは恐ろしいもので
マンネリな作業、酒、たばこ、食生活の乱れ、、、
恋愛、結婚などで気合いがはいり直す人もあれば
失恋、離婚など自暴自棄になってしまう人もあるかもしれません
そんな彼らの中には仕事に対する情熱が
冷めてしまうこともあるでしょう
そのような時間の流れにより、工場で働く人の中には
さぼる人
ちゃんとした製品を作らない人
辞職してしまう人
さまざまな職場の変化が出てきます
その結果毎日何千、何万と生産する
商品の中に不良品がまぎれてきます
それらは、黒かったり、厚かったり、あるいは白かったり。。。
そういう変化の積み重ねというものが、このシミの特徴です
治療は簡単です
方法もたくさんあります
作業員の再教育やる気を出させる!
いくら頑張って説得しても改善できない人はそのままにして
周囲の人を勇気づける
その人の分まで頑張ってもらう
・・・新規雇用する
あるいは設備の老朽化もありそうですから
工場設備のリニューアルなどなど
こんな感じで、原因を見極め
またダウンタイムの問題などを考慮して
選択肢を提案し、日々治療してます
一番効果があるのは勇気づける情熱ですかね!?
生まれつきのものもありますが
ふつう生まれたての赤ちゃんに
ほくろはありません
成長とともに
紫外線にさらされる機会が増え、新たにできてくるものです
実は、ほくろは腫瘍です
といっても悪いものではなく
良性の腫瘍で健康に害を及ぼすようなことは通常ありません
ほとんどはメラニン色素を活発に作るため
色が黒いですが
中にはメラニン色素をあまり作らない肌色のものもあります
よくある
患者さんからの質問に
手、足のほくろは危険と聞きましたが
これはどうでしょう癌じゃありませんか?
このほくろ、子供の頃は小さかったけど最近大きくなって
膨らんできていますが、大丈夫でしょうか?
などなどありますが・・・
子供のころからあるホクロ
というのはほとんどが良性のものです
手や足にあってもまず、心配ないと考えられます
しかし良性と言っても、腫瘍です
時間とともに少しづつ成長しますから
幼いころはたいらでも
大人になって膨らんでくるということは良くあることです
良性のホクロ(母斑細胞)が
皮膚がんに変化するということは、ほとんど起こりません
急にできたホクロが大きくなってきたので
病院に行ったら皮膚がんと言われた・・
というのは、ほくろが変化したのではなく、
最初から皮膚癌で、ただほくろのように見え
そう思っていただけのことがほとんどです
1年以内に気がついて、明らかに成長している
触っていないのに、自然に
ジュクジュクしてきて、汁がでてくるなどの場合
ホクロでない可能性があります
そういった場合は早めに、御相談いただくことをお勧めします。
一言で、シミ
と言ってもいくつもの種類が存在することを
前回書きました
種類はいくつかありますが
大きく2種類に分けることが可能です
1.メラニン色素が代謝で捨てることができず
すこしづつ溜まってできるもの
2.メラニン色素がきちんと新陳代謝は行われているが
次から次へとたくさん作られてしまうもの
簡単に分類できるこの二つは
新陳代謝をしている角質(ケラチノサイト)の異常
あるいは
メラニン色素を作っている工場(メラノサイト)の異常
と言い換えることもできます
子供にシミがないのは、異常な細胞の存在がないからです
加齢や紫外線の影響で
どこかの細胞が異常をきたし
このような状況を作っています
異常の原因を明確にし
改善することで
メラニンを除去することができるようになるわけです
シミの原因は
みなさん御存じのメラニン色素です
シミはメラニン色素の増殖ですと一言で言っても
正式な病名としては実に多くの種類があります
よく見かけるものでも
雀卵斑(そばかす)
ADM
肝斑
炎症性色素沈着症などなど。。。
治療がすべて同じでよければ
診断をつける意味はほとんどありません
みんなレーザーをあてればきれいに取れる
なら何も考えずメラニン色素にレーザーを当てればいい話です。。。
しかし
それぞれのシミには適した治療法
選択肢がいくつもありますし
中には
レーザー治療によって
かえって悪化させてしまうものもあります
そのため適した治療を
またその選択肢を提案するためにも
正しい診断は不可欠なのです
ただ、この診断をつけることはなかなか簡単ではありません
肝斑と思い込んで
最近テレビでも宣伝されている市販の薬を飲んでも
効果がないと思っている方、
肝斑ではない可能性があります
今後は少しずつシミの見分け方
肝斑の特徴など書いていこうと思います
ではでは