ほくろ除去
榊原クリニックでは、診察時にほくろの状態を丁寧に確認し、必要に応じて病理検査や保険治療も含めた対応を行います。ほくろの大きさや部位、生活への影響を踏まえ、治療方法やダウンタイムについてもわかりやすくご説明し、納得したうえで治療を検討できるようにしています。
ほくろとは?



ほくろは、メラニン色素を作る細胞「メラノサイト」が皮膚に集まってできた、良性の腫瘍です。医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」や「母斑細胞性母斑(ぼはんさいぼうせいぼはん)」と呼ばれます。
大きさや見た目は様々で、黒色や茶色のもの、盛り上がったものや平らなもの、毛が生えているものなどいろいろ。また、生まれつきや生後まもなくできる「先天性」のほくろと、後になって成長の過程でできる「後天性」のほくろがあります。
ほとんどのほくろは良性で、健康に害を与えません。
しかし大きさが6mmを超えどんどん大きくなる場合は、まれに悪性腫瘍の可能性があります。
ほくろができる仕組み

皮膚の一部には「メラノサイト」というメラニン色素を作る細胞が存在します。このメラノサイトが何らかの理由で変化し、「母斑細胞」として集まって増殖することで、黒や茶色の塊になります。これがほくろの正体です。
ほくろの大きさや色の濃淡などは、母斑細胞が集まる深さや密度によって異なります。
ほくろの原因
ほくろができる主な原因は、大きく分けて「遺伝によるもの」と「外部刺激によるもの」の2つがあります。
生まれた時からある先天性のほくろや、幼少期にできるほくろは、遺伝が主な要因と考えられています。両親のどちらかがほくろの多い体質だった場合、その体質が遺伝するケースがよく見られます。
後天的にできるほくろは、紫外線の影響が主な原因とされています。紫外線を浴びるとメラノサイトが活性化し、色素が過剰に作られるためです。またメイクや摩擦など皮膚への慢性的な刺激、ホルモンバランスの変化や加齢も、ほくろの原因になることがあります。
榊原クリニックの
ほくろ治療へのこだわり
当院は形成外科・皮膚科・美容外科・美容皮膚科を専門として、長年にわたり経験と実績を積み重ねてきました。熟練した技術と最新の医療機器を活かし、患者さまの症状やお悩みに合わせた、最適なほくろ治療をご提供しています。
院長が初診から再診まで一貫して診察
当院では、初診から継続して院長が責任を持って診療を行います。毎回の診察が確かな積み重ねとなり、前回の治療経過を丁寧にふまえながら、次の治療方針をきめ細かく調整していきます。
そのため、大手クリニックで起こりがちな
「前回の診察内容が引き継がれていない」
「何度も来院しているのに話が通じない」
といった不安を抱かせることはありません。
患者さまが納得して前に進めるよう、分かりやすい説明と誠実な診療を大切にしています。
ほくろの大きさや場所に合わせて最適な治療法を提案
当院では、まず患者さまのお悩みや症状を丁寧にうかがい、その方にとって無理なく適切な治療方法を考えます。
ほくろの大きさや位置はもちろん、肌質、生活スタイルなどを総合的に判断。
手術・レーザー治療を含む複数の選択肢の中から、最も適した方法をご提案します。
傷跡を目立たせない技術
当院では、治療後の傷跡や赤みができるだけ目立たないような処置を心がけています。
ほくろの状態に合わせて、周囲の皮膚に負担が少ない除去方法を選び、長年の技術で自然に仕上げます。
さらに、赤みやへこみを残しにくくするためのケア方法もわかりやすくお伝えし、患者さまが安心できるようサポートします。
当院のほくろ除去
ほくろ除去には主に「切除縫合手術(メス)」と「炭酸ガスレーザー」の2つの方法があります。それぞれに特徴や、メリット・デメリットがあるため、適した治療法を選ぶことが大切です。
| 切除縫合手術(メス) | 炭酸ガスレーザー | |
|---|---|---|
| 適応するもの | 大きなほくろ、根が深いほくろ | 比較的小型のほくろ |
| 所要時間 | 20~30分 | 1カ所 1〜2分 |
| 傷跡 | 線状の傷跡 ※時間の経過とともに目立ちにくくなるが、小さな手術痕は残る | 軽い凹みが1ヶ月 赤みは3ヶ月続く |
| 再発率 | 非常に低い | 深いほくろは一度で取り切ることはせず、再発後、再度レーザーで治療する (一度で取り切ると凹みが戻らないため) |
| 保険 | (美容目的を除き)保険が適用される | 自由診療(自費) |
切除縫合手術

メスを使ってほくろを皮膚ごと切り取り、周囲の皮膚を縫い合わせる治療法です。大きなほくろや深いほくろに適しており、一度で完全に除去することが可能です。また病理検査に対応しているため、診断の目的を兼ねることができます。
切除縫合手術のメリット
- ほくろを根から完全に除去できる
- 再発リスクが極めて低い
- 病理検査により良性、悪性の確認ができる
- 条件を満たす場合は保険適用となることがある
切除縫合手術のデメリット
- 多少の線状の傷跡が残る(目立たなくさせることは可能)
- 目の周辺などでは、縫合で軽いひきつれが生じる可能性がある
- 約1週間後に、抜糸のための通院が必要
炭酸ガスレーザー

水分に反応するレーザーを照射し、瞬時にほくろの組織を蒸発させる方法です。
ほくろの大きさ・深さによっては、複数回の治療が必要になることがあります。
炭酸ガスレーザーのメリット
- 縫合しないので、ひきつれが生じない
- 傷跡が目立ちにくく、顔など美容目的に適している
- 小さなほくろを複数まとめて除去できる
炭酸ガスレーザーのデメリット
- 深いほくろは、再発してしまう可能性がある
- 処置後にへこみが残るリスクがある
- 治療後赤みが3ヶ月程度続く
- 基本的に保険適用外で、自費診療となる
ほくろ除去の治療の流れ
切除縫合手術

1:カウンセリング・診察
専用の拡大鏡(ダーモスコープ)を用いて皮膚の状態と良性・悪性の判断など、ほくろの特徴を確認したうえで治療方針を決定します。
2:局所麻酔
痛みを抑えるため、ほくろの周囲に注射で麻酔を行います。
3:手術(切除・縫合)
メスでほくろを切除し、皮下及び皮膚の2層に縫合します。
4:翌日の経過・診察
出血の有無や、創部の状態を拝見します。
5:抜糸
約1週間後にご来院いただき、抜糸を行います。その後はテーピングなどで傷跡のケアを続けます。切除したほくろは必ず病理検査に提出し、悪性ではないことを確認します。
炭酸ガスレーザー

1:カウンセリング・診察
ほくろの大きさや深さを診断し、良性・悪性を見極め、レーザー適応か判断します。
2:局所麻酔
注射、または麻酔テープ等を使用し、治療中の痛みを取り除きます。
3:レーザー照射
ほくろにレーザーを照射し、組織を蒸散させます。痛みはほとんどありません。
4:アフターケア
照射後は患部が擦り傷のような状態になるため、軟膏を塗り、医療用テープで保護します。これで終了です。自宅で行う軟膏処置や再発時期などご説明します。
放置すると危険な
ほくろセルフチェック
ほくろだと思っていたものの中には、「メラノーマ(悪性黒色腫)」という皮膚がんが紛れている場合があります。早期発見のために、国際的に用いられている「ABCDEルール」を参考にセルフチェックを行いましょう。
ただし「ABCDEルール」はあくまで目安であり、これらの特徴がないからといって完全に問題がないとは限りません。また逆に、当てはまるからといって必ず悪性というわけでもありません。
少しでも気になる変化がある場合は、自己判断や放置をせず、早めに皮膚科専門医を受診してください。
| 英語 (項目) | 日本語 | チェックのポイント |
|---|---|---|
| A (Asymmetry) | 非対称性 | ほくろの左右・上下の形が対称ではなく、いびつな形をしている。片側だけ膨らんでいる、形が極端に崩れているなど。 |
| B (Border) | 境界の不明瞭さ | ほくろと周囲の皮膚との境目がギザギザしている、にじんでいる、ぼやけてはっきりしない。輪郭が滑らかでなく、不規則に欠けている。 |
| C (Color) | 色調の不均一 | 黒、茶、濃い茶、赤、白、青など複数の色が混ざっている、色むらがある、部分的に極端に濃い・薄いところがある。 |
| D (Diameter) | 直径(6mm以上) | 直径がおよそ6mm以上と大きい。ただし、6mm未満でも悪性のことがあるため、「小さいから安心」とは言えない。 |
| E (Evolving) | 変化 | 大きさ・形・色・厚みが短期間で変化している。急に盛り上がってきた、出血する、かさぶたが繰り返しできる、かゆみ・痛みが出てきたなどの変化がある。 |
※これらのうち一つでも当てはまる、あるいは「以前と比べて何かおかしい」と感じる場合は、自己判断で放置せず、速やかに専門医・医療機関に相談してください。
ほくろ除去の料金
| 当日の診察料 | ¥1,500 |
|---|---|
| お薬代 | ¥1,500 |
| 頭皮の局所麻酔のみ 一律 | ¥1,100 |
| 麻酔テープ | ¥100 |
CO2レーザー
| ホクロ | 8個まで | ¥28,400 |
|---|---|---|
| ホクロ再発部分のみ | 8個まで | ¥22,000 |
| 角化症・血管腫(赤ホクロ) ・稗粒腫・黄色腫・軟線維腫 | 麻酔テープ(3×5cm)を8等分して8ヶ所まで | ¥28,400 |
| 尋常性疣贅(ウイルス性いぼ) | 小さいもの4つまで | ¥22,000 |
| 小さいもの5つ以上8つまで | ¥28,400 | |
| ウオノメ | 麻酔テープ1/2の範囲 | ¥22,000 |
お支払い方法
- 現金
- クレジットカード(VISA/Master/JCB/Amex/Diners)

当院のほくろ除去が
はじめての方へ
当院の初診は、美容を専門とし、皮膚科・形成外科で豊富な経験を持つ院長が、直接担当します。
最初から自費治療を前提とするのではなく、保険診療で対応できる可能性も含め、多角的に診断します。
ほくろは、場所・深さ・大きさによっては保険診療で治療できる場合があります。まずは院長が形状などを丁寧に確認します。
診察の際には、気になる症状や服薬中のお薬、過去の治療歴などをお伝えください。
ほくろ除去は、単に「取る」だけでなく、「いかにきれいに治すか」が大切です。
当院では、患者さまの「傷跡が心配」「痛みが怖い」といった不安なお気持ちに寄り添い、丁寧なカウンセリングを心がけています。
まずは一度、お気軽にご相談ください。初診は予約不要です(初診のご予約はできません)。
ほくろ除去後に
気をつけること
治療後の肌は非常にデリケートです。美しい仕上がりのために、ダウンタイム中は以下の点を注意しましょう。
紫外線対策(UVケア)
治療後の紫外線対策は非常に重要です。治療部位は紫外線の影響を受けやすく、色素沈着(シミ)になりやすい状態です。テープ保護が終わった後も、日焼け止めや帽子などでしっかりと紫外線対策をしてください。
患部を触らない、こすらない
かさぶたができても無理に剥がさないでください。摩擦は傷の治りを遅らせ、跡が残る原因になります。衣服やアクセサリーなども、傷口に当たらないよう注意が必要です。
指示通りの処置を行う
医師から処方された塗り薬や保護テープは、指示された期間・方法を守って使用してください。肌の環境を保つことで、傷はよりきれいに治ります。またシャワーや入浴なども、医師の案内に従いましょう。
施術後の経過に不安を感じたり、赤みや痛みなど気になる症状が出た場合は、早めにご相談ください。
よくあるご質問
ほくろは一度で除去できますか?
切除縫合手術の場合は、基本的に一度で除去可能です。
炭酸ガスレーザーの場合も多くは一度で済みますが、ほくろが深部まで達している場合、無理に一度で取ると肌にへこみが残るため、数回に分けて治療することをおすすめする場合があります。
保険治療でほくろはとれますか?
基本的に、切除・縫合を用いた治療の場合は保険適用となります。
一方で、単に「見た目を良くしたい」といった美容目的の場合は、自由診療(自費)となります。
ほくろ除去のダウンタイムを教えてください。
ほくろ除去のダウンタイムは、治療方法(切除縫合か炭酸ガスレーザーか)や、ほくろの大きさ・部位によって異なります。
炭酸ガスレーザーの場合、傷が渇くまでの2〜3日間はテープでの保護が必要です。その後も完全に落ち着くまでには、2〜3ヶ月かかることがあります。
切除縫合手術では、約1週間前後で抜糸を行い、その後数か月かけて傷跡の赤みや硬さが徐々に落ち着いていきます。最終的に傷跡がなじむまでには、半年〜1年ほどかかるケースもあります。
実際の期間や生活制限は、ほくろの状態や治療内容によって変わるため、事前に医師と相談し、スケジュールを確認しておくことが大切です。
治療後にほくろが再発することはありますか?
切除縫合手術では組織を完全に切り取るため、再発はほぼありません。
炭酸ガスレーザーの場合、皮膚へのダメージ(へこみ)防止で患部をギリギリの深さで削るため、深部に細胞が残っていた場合、まれに再発することがあります。
子供でも治療可能ですか?
はい、可能です。ただし、局所麻酔を行うことや、施術中に安静を保つ必要があるため、内容を理解し、協力できる年齢であることが望まれます。目安としては個人差がありますが、小学生以上が一つの基準となります。緊急性がない場合は、成長を待ってから治療するのも選択肢の一つとなります。